まさき あきら正木 明
- 肩書き
- 気象予報士(一期生)
防災士 - 出身・ゆかりの地
- 兵庫県 神奈川
この講師のここがおすすめ
テレビでの気象予報を中心に、自然災害発生時には防災士の知識も活かして、実生活に役立つ防災情報を伝える正木明さん。お天気キャスター歴も30年を超え、「好きなお天気キャスター気象予報士ランキング」にも登場するなど、「関西の朝の顔」としてお茶の間に定着。
自治体や企業が主催する防災講演会、パネルディスカションなどにも参加。趣味であるロードバイクや波乗りを楽しむとともに、チャリティーイベントやビーチクリーンなども、積極的に行なっています。
プロフィール
兵庫県生まれ、神奈川県育ち。
テレビでの天気予報を中心に、自然災害発生時には防災士の知識も活かして実生活に役立つ防災情報も発信する。お天気キャスターとしてだけでなく、防災や人権、SDGs、気候危機問題についての講演やシンポジウムへも登壇するなど幅広く活動。近年被害が大きくなってきている災害時に、命を守る情報の活かし方なども発信している。趣味であるロードバイクや波乗りを楽しむとともに、チャリティーイベントやビーチクリーンなども積極的に行なう。多くの人に環境・気候変動・気象・災害に関する情報を発信する為のサイト、『正木明のSurvivalLabo』を立ち上げる。また2022年からはこどもたちに向けて、気候変動問題をテーマにした出張授業プロジェクト『地球ラボ』」を開始。各地を回ってこどもたちに直接声を届けている。2024年6月5日、世界環境デーに呼び掛け人の一人として『気候危機に関する気象キャスター・気象予報士による共同声明』記者会見を行う。
略歴
1961年 兵庫県尼崎市に生まれ、2歳の時に父親の転勤で神奈川県鎌倉市に転居
1985年 早稲田大学理工学部機械工学科卒業
1986年 株式会社ウェザーニューズ入社
1990年 朝日放送テレビ 朝のワイド番組にて天気予報を担当(現在も継続中)
1994年 気象予報士試験合格
1999年 株式会社ウェザーニューズ退社
2011年 防災士取得
2019年 オフィシャルサイト『正木明のSurvival Labo』開設
2022年 気候変動に関する出張授業プロジェクト『地球ラボ』を始める
2024年 『気候危機に関する気象キャスター気象予報士による共同声明』
講師からのメッセージ
日本の天気予報の歴史は明治時代にさかのぼり、テレビの天気予報はテレビ放送を開始した1953年から始まっています。天気予報は今や日常生活に欠くことの出来ない存在ですが、では天気マークや数字が何を意味しているのか、また新しい予報は何時に発表されるのかご存知でしょうか?地球温暖化が続く中、災害をもたらす異常気象はこれからますます頻発すると予測されています。また、たとえ予報はできても、やはり災害は起きるでは、災害遭ってしまった時の心構えと正しい行動に関する知識は大丈夫でしょうか?天気予報が生活情報から「命」を守る情報へとなりつつある時代。改めて気象情報をしっかりと受け取って有効に使っていただきたい。そんな思いからお話をさせていただいています。
主な講演実績
財団法人高砂市勤労福祉財団/神戸市長田区役所/大和高田市/尼崎経営協会/ JA大阪市/(一社)大阪府トラック協会泉州支部/尼崎市/福島区役所/神戸市/ 和歌山県PTA連合会/南丹市/高石市PTA連絡協議会/神戸市中央消防署/(公財)伊丹納税協会/JA全農しが/(財)ひょうご環境創造協会/石岡市/豊郷町人 権教育推進協議会/三郷町役場/(公社)大阪公共嘱託登記土地家屋調査士協会/ 大阪ガスビジネスクリエイト(株)/吹田市立岸部市民センター …他
レギュラー出演番組
テレビ:『おはよう朝日です』 朝日放送 月曜〜金曜 5:00~8:00(1990年~)
ラジオ:『正木明の地球にいいこと』ラジオ関西 月曜12:30~15:25 (2019年4月~)
主な講演のテーマ
1.「気象情報は安全と笑顔を守る」
近年、気象情報はリアルタイムで発表され、建設現場はもちろん、安全管理や労働災害対策としての気象情報はより身近なものになってきています。しかし突発的におこる突風(竜巻)やゲリラ豪雨、鉄砲水等は予測しづらく、判断の遅れから人命に関わる事故や、また地球温暖化や異常気象により近年体温を上回る猛暑が続くなか熱中症による労働災害が多発しています。そのような過去の事例、災害当日の天気図を振り返りながら、自然災害を防ぐための気象情報の見方をご説明します。天気予報の実演、その背景のある気象情報を解説するほか、気象が健康に及ぼす影響やお天気に関する質問にもお答えします。
(1)自然災害が起きた新聞記事を紹介
建設現場や交通機関などが、突風やゲリラ豪雨などの原因で災害にあった当時の新聞記 事や画像を紹介。
(2)「3分間天気予報」 ~天気予報を生ライブで再現~
紹介した記事の中から、災害当日の天気予報を「お天気キャスター正木明」が3分間の生ライブで再現お伝えします。
(3)天気予報の見方と気象情報の正しい判断
3分間天気予報でお伝えした天気予報から、どの情報が今回の災害を予想できた キーワードを解説します。天気予報の正しい見方や情報の正しい判断が、安全な現場とみなさんの笑顔を守ります。
2.「防災は自助・互助・協働のまちづくり」
日本は地震をはじめ、火山の大規模噴火や風水害など、世界的に見ても自然災害の多い国です。大震災など災害の発生を防ぐことはできませんが、災害に対する十分な知識と災害が発生してしまった場合の対応や知識を身につけて備えることで、私たちの命や財産に対する損害を軽減させることは可能です。防災の基本は「自分の身は自分で守る」、「地域は地域のみんなで守る」こと。大規模な災害が発生した場合、その災害が大きければ大きいほど公的な救援(行政・消防・警察・自衛隊など)が及ぶまでに時間がかかります。大災害が発生した際は、私たち市民・地域と行政機関や団体・企業などが避難誘導や救助などを連携・協力して行動する「協働=(ともにつくる)」の防災活動が有効です。「自助=(力をつける)」・「互助=(たすけあう)」による適切な防災・減災を実現するための組織づくり、まちづくりについてお話しいたします。
3.「わが家のハザードマップをつくろう ~家庭・地域で防災力を高めよう~」
災害による被害を軽減するには、自分の住むまちの災害危険性を知ることが重要です。そのためには、地域の状態等、災害に関する正しい知識を住民の皆さんが正しく理解することが重要です。ハザードマップとは自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したもの。予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報を既存の地図上に図示することで、災害発生時には迅速・的確に避難を行うことができ、共有することでまち全体の防災力が高まります。また二次災害発生予想箇所を避けることができるため、災害による被害低減に非常に有効なのです。
■ ワークショップ内容
ワークショップを開催される自治体等が作成しているハザードマップを活用し、実際に避難先・避難経路などを確認して歩きながら各家庭で活用できるハザードマップを作成します。
(1)地図上にある自宅を探す
(2)災害時の状況を予測
(3)避難先を確認
(4)地域にある災害時の危険個所を見つける
(5)危険個所を回避して自宅から避難先への避難経路を決める
(6)災害時の防災貯蓄倉庫や街にある消火器の位置を確認
(7)実際に歩いて確認災害時の季節や天候、時間帯などの条件を変えてみながら危険個所や避難経路を確認し、新たな危険個所や注意点を記入
(8)家庭で話し合い改善をはかる家庭だけで改善できない場合は、ご近所や地域で問題を共有しながら協力して改善をはかる。(9)改善したことや家族が離ればなれになった時のために、家族の連絡先・避難先・集合場所等を記載
4.「こんなに簡単!地球保護」
5.「『エコ生活』と『節約生活』の違いとは!?」
6.「未来を担う子供達のために~僕の考える環境保護~」
7.「天気予報の正しい見方・使い方」(環境問題/気象)
8.「自然災害から自分の身を守るには」(防災)
9.「パパはお天気キャスター~子育て・家事、互いを尊重し支え合う正木家のルール~」
10.「子どもは親の背中を見て育つ~あなたは見せれますか?~」(男女共同参画/子育て)
11.「バイオウェザー~身体(からだ)と気象~」(健康)
12.「僕のライフスタイル!波乗り・音楽時々仕事」(ライフスタイル/サーフィン)
著作紹介
講師紹介動画
聴講者の声
- 大変わかり易い気象予報の説明から始まり、人権につながるお話でとても良かったです。自助、共助、公助の大切さを実感しました。参加して得をした思いです。
- 自助→共助→公助をしっかりと考えて行動することの大切さを知りました。また、他人、家族、個人を尊重することが大事だと実感しました。他人への無関心は良い社会にならないと実感することができました。みんな全て平等である事を考えるきっかけとなり、良い時間を持つことができました。
- 今日の正木さんの天気予報と人権、災害について学ぶことができて良かったです。防災の事など今までで一番理解しやすく、最高の講演会でした。
- 気象の変動から環境問題への取り組み子どもに知ってほしい、取り組んでほしい事柄に気付かされました。このような機会を大事にしたいと思いました。ありがとうございました。
- 川からの氾濫だけでなく、下水処理が出来なくて洪水になるという事があるため、川沿いに住んでないので安心、安全ではないという事がよくわかりました。今後のために覚えておこうと思いました。