ぴーたー・ふらんくるピーター・フランクル
- 肩書き
- 数学者/大道芸人
- 出身・ゆかりの地
- 海外
この講師のここがおすすめ
国際数学オリンピック金メダリストであり、大道芸人としても人気の数学者 ピーター・フランクルさんは、人生を楽しくするコツ等をより多くの日本人に伝えたいと講演活動でも活躍中。数学パズル・英単語ゲームなどを交えて会場の方々とコミュニケーションしながらリラックスした雰囲気で進行します。全ての講演で披露される大道芸も必見!
プロフィール
1953年 ハンガリー生まれ
1971年 国際数学オリンピック金メダル。オトボス大学入学
1977年 博士号取得
1978年 サーカス芸人国家試験合格
1979年 フランスに亡命
1988年~ 日本在住
現在は人生を楽しくするコツ等をより多くの日本人に伝えたいと、講演活動に力を入れている。
語学にも長けており、大学で講義できる程度に話せる言語は12ヶ国語。その才能を活かし、110ヶ国以上を訪問している。
主な役職
ハンガリーの最高科学研究機関であるハンガリー学士院のメンバー
算数オリンピック大会会長
日本ジャグリング協会名誉顧問
主なメディア出演
Eテレ『マテマティカ』『趣味Do楽 荒井良二の絵本じゃあにぃ』
NHK『人間講座』『龍馬伝』『エール』、フジテレビ『ネプリーグ』等、出演番組多数。
主な著書
「ピーター流生き方のすすめ」「数に強くなろう」(岩波ジュニア新書)
「頭の良くなる英語」(三省堂)
「頭のよくなる本」「超数脳トレーニング」(WAVE出版)
「子どもの学力を伸ばす黄金の習慣」(実業之日本社)
「子どもの英語教育はあせらなくて大丈夫!」(草思社)等、著書多数。
主な講演のテーマ
1. 人生を楽しくする方程式
父から教わった「人間の財産は頭と心」という言葉を胸に抱いて生きてきた半生を振り返り、今の日本に一番欠けているものは生きる哲学だと感じている。「3つのゆ」夢・勇気・友人を大切にしてほしい。人生の主役はあくまで自分。忙しい日本人だが、時間をしっかり管理して、最もやりたいことのための時間を捻出し、時間を有効に使うべき。また、何事でも結果に至るまでの過程を満喫してほしい。そうすればもっと楽しい人生が送れるはずだ。
2. 知的消費のススメ
消費は人間に喜びを与える。ただし、家や車、洋服やバッグ等の物的消費は競争心をあおり、他人と共有することも難しい。しかし、知識や知恵、技能や経験等の知的消費は人に与えることも皆で共有することもでき、環境にも優しい。
知的消費を通して、いかに仲間を増やして地元とのつながりを強くして、より豊かな人生を得られるかを伝えたい。
3. 世界110ヶ国の面白体験談
以前は年に2,3回は海外に行き、今までに世界110カ国以上を訪れてきた。僕の旅はいつでもただの観光旅行ではなく、現地の人とふれあい価値観を理解することを目的としていて、その体験を通して我が身を振り返っている。
行く先々でいろいろな人と知り合い様々な出来事が起こったが、中でもとっておきの面白体験と旅を通して学んだことを皆さんに紹介したい。
4. ニッポンたてヨコ斜め
世界各国で暮らしてきた僕が日本に住み始めてから早30年以上経つ。真面目で優しい人々が住むこの国がとても気に入ったので、今ではここを終のすみかと決めた。しかし当然、日本特有の不思議な点もある。
外国人の僕だからこそわかる日本と日本人の良いところ、不思議なところを皆さんに伝えよう。
5. 真の国際人を目指すために
国際化・国際人、この二つのかなり曖昧な言葉を耳にすることが非常に多い。しかし、これらの概念はどんな意味を持っているのか十分に議論されていないように感じている。英語を勉強して話せるようになったからといって、国際人になれるわけではない。
真の国際人になるためには心の変化が必要で、まずは日本人同士でうまくコミュニケーションできるようにならなければならない。
6. わが子が幸せになるための助言
学校教育が変わり社会が変わろうとしている今の時代こそ、子どもの教育は最重要課題である。親はその責務を学校・塾・国に転嫁せず、自分で全うすべきだ。それぞれの家庭で我が家の教育方針を固め、それを通して子どもの精神的な安定を確保し、勉強意欲を掻き立てるためのピーター流対策を教えよう。
7. 21世紀に羽ばたくための学習法(学生向け)
21世紀は専門家の時代になるだろう。そこで活躍するためには、自分の可能性や才能を探求して目標を設定し、その目標に向かって短期・中期・長期の戦略をたて、関係ない時間を削っていって時間を有効活用することが重要だ。
根性も大切だが、自分に合った学習法を探して効率を上げれば、勉強も楽しくなり、遊びの時間もできる。
8. 人権の時代に向かって(人権講演会)
僕はハンガリーに生まれたが、単なるハンガリー人ではなくユダヤ人である。父と母の両親全員とも、ただユダヤ人であるという理由だけで殺された。僕自身も古くから続く差別の下で、かなりの恐怖心を覚えてきた。
世界にも日本にも未だにさまざまな差別が存在し続ける。それをなくすにはどうしていくべきなのか。日本人の皆さんにも考えてほしい。
9. 日本女性世界へ羽ばたけ
1986年男女雇用機会均等法が施行されたが、その背景には日本男性の考え方の変化ではなく国連の圧力があったので、ほとんど形だけに過ぎなかった。僕が生まれたハンガリーは男女平等に非常に力を入れ、一流大学・医者・弁護士等で女性の割合は50%前後を占める。これは共産主義の数少ない良かった点の一つだ。日本女性は決して男性に劣っていないと確信しているので、男女の格差があることには疑問を感じている。
10. これからどうなる日本
僕の意見では、改革してもしなくても経済成長はないだろう。しかしこれはそんなに憂うべきことではない。日本は戦後、焼け野原から大国の仲間入りを果たし、多くのものを築いた。ヨーロッパを見ればわかるように、経済が停滞しても充実した市民社会が可能である。これからはハードよりソフトの時代。既存の施設を生かして、心や生活を豊かにすることに目を向けてほしい。
※全ての講演で大道芸を行います。
※数学パズルを交えて会場の方々と楽しくコミュニケートします。
※ご要望があれば算数授業、ジャグリング教室などもやります。
※オンライン講演会も対応可能です。
著作紹介
ギャラリー
講師紹介動画
聴講者の声
- 数学をまじえたお話、とても勉強になりました!子どもたちにもぜひ聴いてほしい!
- 人生の主人公は自分であるというお話がとても心に残りました。主人公であるからこそ自分自身が満足できる生き方を見つめ直したいと思いました。
- 過程を大切にしたいと思いました。違った視点でのお話もうかがいたいです。
- 日本人が「なりたい」と思っていてもなかなかできていない「足るを知る生き方」が改めて大切だと思いました。これから生まれてくる娘にも、人とのつながりや家庭とのつながりを大切にしていきたいと思いました。
- 家族の大切さに共感しました。大切な事は、「頭と心と過程」というお話は本当に感動しました。
- 周囲を気にしすぎたりして、少し疲れている自分がいました。「主人公は自分自身」。この言葉を聞いて、気持ちが少し楽になりました。
- 子どもには、結果じゃなく過程が大切だと話していますが、自分自身が、それを忘れているように思います。たった一度の人生、プロセスを大切にしたいです。ピーターさんの出会いに感謝します。ありがとうございました。
- ピーターさんのご両親のお話は考えたこともない現実のことで涙がでてきました。
- 私も芸をみがいて、子どもたちを楽しませたいと思います。本日は、私たちを楽しませていただきありがとうございました。
- 結果を求めない、自分自身を大切にする生き方をしていきたいと思いました。やりたいことを全部やりたくなる、前向きになる講演でした!