
しまだ たえこ島田 妙子
- 肩書き
- 一般財団法人児童虐待防止機構オレンジCAPO理事長
- 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
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プロフィール
1972年神戸市北区生まれ。1男2女の母。
4歳の頃、両親の離婚で兄二人と児童養護施設に入所。
7歳の時、父の再婚で家庭に復帰しましたが継母と実父による壮絶な虐待が始まり、何度も命を落としかけました。
2010年末、心の支えであった次兄が白血病で他界。これを転機に兄の思いを引き継ぎ、本当の意味での「児童虐待の予防」にむけての自叙伝を執筆するとともに「大人の心を助ける」講演活動を積極的に行っています。現在は、関西約250園の学校・幼稚園・保育園の『想い出のアルバム』DVD・Blu-rayソフト制作会社を経営。
講師よりメッセージ
- 『人が人にも、モノにも、そして自分にもあたらない社会を目指しています。』
- 虐待によって命を落としかけた私が、自分も子育てをする中で孤独感や不安感から嫌な感情をむき出しにしてしまったことがありました。大人でも、「そんなつもりじゃない」感情を出してしまうのはごくごく自然なこと「誰か、うちのお父ちゃんの心助けたって・・・」子どもの頃、ずっとこう思っていました。人は心の中がいっぱいいっぱいになると自分でも想像できない感情を出してしまうことがあります。感情はクセになっていくけ・・・通報する前にできることが沢山あります。
- また虐待だけでなく、DVやパワハラも同じです。児童虐待だけに限らず高齢者虐待、配偶者間暴力(DV)、体罰、いじめ、パワハラ、モラハラ等強い感情に振りまわされている人の心を本来の心に回復させる心のリカバリーを目指しています。産まれた時から極悪な人など一人もいない・・・問題を起こしている人を「悪い人・問題人」と捉えるのではなく「感情の表現方法の問題」と捉え、人が人にも、モノにも、そして自分にもあたらない社会を目指しています。「虐待」だけでなく、「命」「愛」「子育て」「障がい」「介護」「自殺防止」「体罰防止」等の幅広い内容により、小学生、中学生、高校生、大学生、保護者、行政職員、教員、民生委員や医療機関、児童養護施設、少年院等でも講演活動中。またアンガーマネジメントファシリテーターとして企業研修ではパワハラ防止研修や、メンタルヘルス研修、コミュニケーション研修。教職員研修では体罰防止、いじめ防止研修をしています。
- 人が、人にも自分にもモノにもあたらない社会になると、もっともっと素晴らしい社会になると信じています・・・
その他役職・資格
・関西大学客員教授
・株式会社イージェット 取締役会長
・兵庫県児童虐待等対応専門アドバイザー
・あいうべ協会認定 息育指導士
・一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定
・アンガーマネジメントファシリテーター
・アンガーマネジメント叱り方トレーナー
・アンガーマネジメントキッズインストラクター
・アンガーマネジメントキッズインストラクタートレーナー
・アンガーマネジメントハラスメント防止アドバイザー
・一般社団法人タクティールJAPANスーパーアドバイザー
講演実績(2024年実績一部抜粋)
三田市人権を考える会/静岡県家庭児童相談室連絡協議会/令和5年度亀岡市PTA連絡協議会研究大会/豊かな教育の創造をめざす北播地区会議/奈良市生涯学習財団平城西公民館/神戸市立明親小学校こころの授業/大阪市立梅南中学校人権学習会/富士市虐待防止研修会/一般社団法人らもりーる 子ども未来会議/児童養護施設神戸真生塾 職員研修/木津川市PTA連絡協議会研修会/寝屋川市社明運動二中地区推進委員会・人権少年部会合同講演会/山形村役場虐待防止合同講演会/たつの市虐待防止講演会/神戸市幼稚園設置者協会研修会/東大阪市第45回市民福祉講座/神戸市立御蔵小学校こころの授業/尼崎市社会福祉協議会武庫支部令和5年度社協民協合同研修会/おおい町地域包括支援センター高齢者虐待防止研修会/小野市民生児童委員・民生児童協力委員合同研修会/特定非営利活動法人子どもシェルターモモボランティアスタッフ養成講座/株式会社SONG様 ハラスメント防止研修/西宮市中央病院 虐待対応チーム研修会/株式会社クオンテック様全国児童養護施設長勉強会/高知県いの町立天神保育園ぷっくりハート講演会/千葉県教育研究会合同研修会/大阪府社会福祉法人都島友の会虐待防止研修会/八幡市人権教育推進協議会学習講座/京都市西京区民生児童委員研修会/猪名川町立清陵中学校命の大切さを学ぶ事業 他多数
メディア掲載情報
テレビ
日本テレビ「news zero」
ABC朝日放送「おはよう朝日です」おきた学園出演 他多数
ラジオ
NHKラジオ「社会福祉セミナー」ゲスト出演 他多数
ラジオFMハナコ出演
掲載紙等
致知出版社 単行本「本当は怒りたくないお母さんのためのアンガーマネジメント」出版
聖教新聞・教育欄
講談社webマガジン「mi-mollet ミモレ」お悩み相談室
聖教新聞教育面
朝日新聞/京都新聞/毎日新聞/中日新聞 他多数
主な講演のテーマ
【一般向け】
1. 幸せって何だっけ?~人にも自分にもあたらない社会をめざして~
2. 子どもたちの笑顔を守るために私たちにできること
3. 虐待の淵を生き抜いて~人にも自分にもあたらない社会をめざして~
4. ガラスの心~虐待する大人の心を助けたい~
実体験の話を盛り込み、虐待やDV防止に向けて私たちにできることをお話しいただきます。虐待とまではいかなくても、ついあたりやすい身近な人にあたってしまうことがあります。アンガーマネジメントや罪悪感解消プログラムの一部も盛り込み、明るく楽しい講演です。
【企業向け研修】
1. 自分でできるセルフマネジメント
2. ストレングスを強化しよう
3. イライラよりイキイキに!
4. 人にもモノにも自分にもあたらない社会をめざして
職場での人間関係、上下関係等、まだまだ悩まれている方が多いのが現状です。心の病になり、休職し自己否定し、自己肯定感を低下させていき、罪悪感を持ち続けていくといった負のスパイラルに陥ってしまう事もあります。企業全体で、こういった問題を真剣に考え、職場改善していただけるような内容のお話しです。経営者としての立場からのお話も盛り込みアンガーマネジメント、罪悪感解消プログラム、脳美学も盛り込んでおります。
その他、少年院、刑務所、警察官向け、自衛官向けの講演も実施しています。
【教職員・保育士向け】
1. 虐待の淵を生き抜いて
2. 大人が元気で子どもも元気
3. 虐待防止に向けて私たちにできること
4. 幸せって何だっけ?
5. ついカッとなった時どうするか
子どもたちと関わる時間が多い教職員の皆様には、虐待を受けているかもしれない子どもたちへの対応や、保護者対応のアドバイスを盛り込んだ講演です。
島田さんを虐待の淵から救った若い女性教師とのエピソードは大変好評をいただいております。そして教職員自身のストレスマネジメント、セルフマネジメントも大変重要です。まずは教職員の皆様自身が元気になっていただきたいと思います。
【中高生向け】
1. 幸せって何だっけ?
2. 命の鼓動
3. 人にもモノにも自分にもあたらない社会をめざして
4. 罪悪感を解消しよう
5. 生きる力
これから社会へ出ていく子どもたちに、生きる力という財産を与えてあげられるお話しです。自分の感情をコントロールする力、人の命も自分の命も大切にする心、そして良いホルモンを分泌させる方法など、セルフコントロールのお話もさせていただきます。罪悪感を解消する方法、そしてアンガーマネジメントを盛り込み、人にもモノにも自分にもあたらない毎日を過ごしてもらいたいと思います。
【小学生向け】
1. 生まれてくれてありがとう
2. みんな誰かの大切な人
3. 幸せって何だっけ?
4. 人にもモノにも自分にもあたらない毎日を
5. 罪悪感を解消しよう
自分の思いを言葉にすることが、できない子どもたちが増えています。親や周りの人の顔色をうかがいながら、自己肯定感を低下させている子どもたちには、自分の強み(ストレングス)を見つけ、自分でやりたいことを見つけ、自分でどんどん実行していく自己決定力や自己実現力を身につけてもらいたいと思っています。心がいっぱいになると、人や物にあたってしまう。またそれさえ出来ないと、「自分さえ我慢すればよい」と自分にあたってしまいます。アンガーマネジメントを盛り込みながら、いじめ防止やケンカの仕方などもお話しします。。また感じる必要のない罪悪感を感じている子どもが多いので罪悪感解消プログラム、脳美学の内容も盛り込み分かりやすい講演です。
著作紹介
講師紹介動画
聴講者の声
- 虐待をしてきた親を憎み切れず、許してこられた島田さん、すごいことだと思います。「許す」ってなかなかできません。辛い記憶、消すことできません。でも、過去を引きずっていたら、人生もったいないなって思いました。辛い思いした分、強くなれる。優しくなれる。そして自分を好きになろうと思います。
- 虐待については見て見ぬふりはいけないと思いました。虐待している人を助けなければいけないというのは、すごく大事だと感じました。感情のコントロール、アンガーマネジメントの紹介も良かったです。
- 体験者の生々しいお話を聞かせていただき、改めて虐待について被害者加害者がなくなることができたらと思いました。そんな経験をしながら、りっぱに子育てされ、起業されている島田さんの強さ、兄弟の絆があったからかと感じました。また、介護の経験等とても身近な話題が聞けてよかったです。人との出会いが人生を変えていくことをつくづく感じました。
- 想像でしかわからないことを、実際に体験された方からのお話しで聞くことができてよかったです。子どもに対する虐待や女性に対するDVに、心を痛めます。人権を守る大切さを多くの人に知ってほしいと思いました。大人の責任が子どもを守ることを痛感しました。子育て中なので子どもはもちろん自分を大切にすることこどもの自分も認めることをしていきたいです。
- 相談相手がいることは大切だと思いました。改めて世話焼きおばさんになろうと思いました。被害者のことだけでなく、加害者にも目を向けて考えていこうと思いました。
- 被虐待の話の中で、「お父さん、お母さんを助けてあげよう」という言葉が印象的でした。「虐待=怒り」というのは、とても分りやすかったです。6秒で怒りのアドレナリンが消せると分かって、よいヒントを得ました。今日のお話を家族にも伝えて、心して暮らしてゆきます。本当にありがとうございました。
- 涙が出ました。お話感動しました。虐待はなくさなければいけない。虐待する人も助けなければいけない。どうすれば良いか考えさせられました。『愛でほぐす』という言葉が心に残りました。仕付け糸の話よかったです。どの子にも、私はあなたのことを信じている、何かあったらまかせておきと安心感を持たせてあげたいです。ありがとうございました。
- 素晴らしい講演でした。できないことを叱るのではなく、できるようになったことを思いっきりほめる。愛していること、信頼していることをしっかり伝える。これからやっていこうと思います。
- 1才になるまで、可愛いと思ったことはなく義務感に子育てしていました。1年前に離婚。子どもは可愛いはずなのに、なかなかうまく関係ができません。叱るというより、言葉の虐待をくり返す毎日。今の私の不安を、“ただ、生きのびてみるだけ”でいいのひとことで気持が軽くなりました。教えていただいた、寝ている子どもの頭に手を置くことからはじめたいと思います。ありがとうございました。