たきたに のぼる瀧谷 昇
- 肩書き
- 義肢装具士
- 出身・ゆかりの地
- 奈良県
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「アフガニスタン義肢装具支援の会」代表・瀧谷昇さんは、義肢装具士として、日本で不要となった義足をリサイクルし、地雷やロケット弾で足を失ったアフガニスタンの人々、一人ひとりに合わせた義足を送り届ける活動に尽力され、全国でアフガニスタンに平和を願う写真展開催や、アフガンに義肢を届ける活動を続け、世界平和を呼びかけています。
プロフィール
JICAの前身である海外技術協力事業団(OTCA)が実施したコロンボ計画により、1974年25歳の時に勤務先の義肢製造の会社から1年間アフガニスタンに義肢作りの指導教官として派遣された。帰国後、1980年に株式会社奈良義肢を設立。同国へ刺繍糸を贈る活動をしている西垣敬子さんの誘いで、孤児院の足のない子どもたちに義足を制作するために26年ぶりに同国を訪れたことを契機に、2002年から「アフガニスタン義肢装具支援の会」として活動を開始した。
現地で一度に20人分ほどの「型取り」を行って、日本で制作し、現地を訪れ「装着」作業と次の「型取り」を行う。一人ひとりのカルテを作成し、成長に合わせてメンテナンスをする。これまでに約230人に渡すことが出来た。
2014年頃から情勢によりビザ発給の許可が下りず、完成した義足5名分を届けることができていない。現在会としての活動は終了しているが、個人で活動の再開を模索している。
アフガン関連活動
1998年 アフガニスタンに平和を願う写真展を開催(兵庫:神戸国際交流会館)
2001年5月 アフガニスタンへ義足製作へ(西垣啓子さんの依頼を受けて)
2002年2月 奈良ふとん資料館でアフガニスタン写真展開催
2002年3月 アフガニスタン義肢装具支援の会 発足
8月 第2回アフガン訪問 63名を型取り
9月 奈良市内写真展開催
12月 第3回アフガン訪問 17名の義肢届ける。
2003年5月 イラン訪問。機械買い付けアフガンへ発送。
6月 第4回アフガン訪問 アイラブピース撮影協力と5名の義肢を届ける。
8月 第5回アフガン訪問 27名の義肢を届ける。
12月 第6回アフガン訪問 14名義肢届ける。
2004年4月 写真展と報告会(兵庫:篠山市:篠山市民センター)
5月 氷上 (兵庫)、楠葉公民館(大阪)にてミニ写真展
7月 甲西町図書館にて報告会(滋賀)
7月 イラン医科大学訪問 テヘラン日本人学校にて講演会
8月 第7回アフガン訪問 完成14名再採型・新規採型12名
12月 第8回アフガン訪問。完成11名再採型・新規採型9名
2005年3月 写真展と報告会(三田市フラワータウン市民センター)
4月 第9回アフガン訪問 完成9名再採型 新規採型12名
最終目標はアフガンで義肢装具専門学校の建設の為9000万円を目標に募金活動を行なっている。
小、中、高、大学、行政、企業など講演の活動し、世界平和を呼びかけている。
主な講演のテーマ
1. 『平和学習』地雷と義足
2. アフガンを知って そして 忘れないで
3. アフガンの社会と私たちの違い(日本の社会から見えるもの)