たにのうえ ともみ谷ノ上 朋美
- 肩書き
- 舞台女優
看護師
不妊カウンセラー
米国NLP協会認定マスタープラクティショナー - 出身・ゆかりの地
- 大阪府
この講師のここがおすすめ
「登場人物はすべて私の一部分です」そう語る谷ノ上朋美さんのひとり芝居は、不妊やLGBTなど様々なマイノリティの苦悩を鮮やかに描き、「自分らしく生きる喜び」を伝えます。人権とは?多様性とは?是非、この演劇を通じて体感して下さい。
※『旅立ちの詩~彼女たちの羅針盤~』…上演時間 約60分。『ワタクシ、ゴト』…上演時間 約40分。
終了後にアフタートーク10分~30分 (トータル60分~90分にアレンジ可能)。
会場も、ホール、視聴覚室、体育館など様々な場所で対応可能です。ご予算によって台本の設定・演出を調整致しますのでまずはご相談下さい。
プロフィール
短大卒業後、役者としての活動を開始し第1回ヒューマニティー大阪市長賞作品で主演を務める。その後、数々のヒューマニティー大阪市長賞作品に出演し、様々な人権問題をテーマとした舞台で、行政イベントや学校など約200公演を全国巡業する。
その後、もっと身近な人の役に立ちたいという思いから看護師免許を取得。筋ジストロフィー、ALSなどの難病や肺癌の看護に従事する。
2009年からは、漢方不妊カウンセラーとして現在までに約1万件の婦人科相談を担当。「西洋医学、東洋医学、心理学」の3つの側面からアプローチする婦人科相談のプロフェッショナルとして漢方相談やセミナーで活躍中。
不妊カウンセラーとして勤務する傍ら、2017年より「自分らしく生きる喜び」を舞台で伝えていくことを目標にして演劇活動を再開。
2018年11月には、大阪市協賛で男女参画事業コラボセミナーとして、ひとり芝居「旅立ちの詩~彼女たちの羅針盤~」を制作。好評を得て再演を重ねている。
主な講演のテーマ
1. ひとり芝居 『旅立ちの詩~彼女たちの羅針盤~』
あらすじ
同窓会で久しぶりに再会した女性たち。乗り越えてきた人生の波の底に浮き彫りになる様々なマイノリティの苦悩。
容姿コンプレックスや子供の虐待に悩む美咲、LGBTである自分を受け入れられない貴子、病気で子供が産めなくなった美都。様々な悩みを抱え、「普通」とは何か?世間の「こうあるべき」に囚われて、ありのままの自分を受け入れられない、人と比べてしまう、という狭い穴から脱出したときに初めて気づく朝の光の優しさを、笑いと涙で紡ぎだす渾身の舞台!
メッセージ
この作品は、人権をテーマにしたお芝居で全国巡業した経験や、LGBT当事者として不妊カウンセラーとして、自分自身の様々な経験を元に「ありのままの自分を受け入れられない」「人と比べて苦しくなってしまう」そんな生きづらさを抱えた人に、舞台を通じて「自分らしく生きる喜び」を伝えたいと思い創りました。
不妊やLGBTなどの様々なマイノリティの苦悩を真正面からとらえ、観る人に現代的なテーマを訴え、深い共感を促すことができる作品です。
あえて一つのテーマに絞らずに様々な悩みを描くことで、今まで接することがなかった色々な悩みについても考える機会になるのではないかと思っています。五感で訴えることができる舞台演劇を通じて、すべての人が多様性を認め「自分らしく生きる」きっかけになることを切に願っております。
2. ひとり芝居『ワタクシ、ゴト』
作品紹介
DV(ドメスティック・バイオレンス)をテーマに、身体的暴力のみではないDVの実態を知ってもらい、自分自身や周りの人を守るためのきっかけになるようにと、行政と共同で原案を制作。その原案を元に劇作家の樋口ミユが、独創的な世界観でDVの実態を脚本化。さらに、植物音楽ユニット「大地の種」がこの芝居のために提供したオリジナル楽曲がさらに世界観を盛り上げている。DVは「自分ごとではない」と思っている人にこそ観て欲しい、観終わった後に「もしかしてわたしのことかも」と思うかもしれないそんな、朗読劇のようで朗読劇ではない、朗読ひとり芝居。
あらすじ
右を見ても。左を見ても。どこまでも続く真っ白い本棚。
ずっとずっと続く。
きれいに並べられた真っ白な本。
延々と、永遠に、白い本たちは並んでいる。
女はふと足を止める。
無数にある本の中から、一冊を取り出した。
真っ白な本の表紙に、浮かび上がってくる文字たち。
女は椅子に座ってゆったりと「彼女たちの証言」という本を読むのだ。
ギャラリー
聴講者の声
- 登場人物3者3様の心の傷が痛い程伝わって来て、始まりから最後まで涙が止まりませんでした。心が洗われたような気分です。私は自分に子供が出来ないことで常に人より劣っていると自分を卑下してきましたが、今、今日からありのままの自分を受け入れ楽しい人生を送っていこうと思います。
- とりあげるテーマが、個々それぞれにとってむつかしく答えが見出せないことも多い。人権や差別、病気などの無理解をのりこえる自分になる見ごたえのある舞台でした。少数派が生きやすい世の中になればいいと思う。
- 想像を絶するお芝居でめちゃくちゃ感動しました。離婚や不妊治療をしたのでよけいに泣いてしまいました。ステキなお芝居をありがとうございました。
- LGBT、不妊、両方の当事者なので、なかなか2つがとりあげられることがめずらしいので、公演内容を知ってすぐに申し込みました。悩む事も多いですが、周りに感謝しつつ、たのしく日々をすごしていこうとポジティブな気持ちになりました。ありがとうございました。
- いろんな問題を、とても感動的に豊かに表現されよかったです。問題をかかえている女性の気持ちがとても伝わってきました。この芝居はもっともっとみなさんにみてもらいたいです。LGBTとかほんとよかったです。
- 人権について、人の個性について、すごく考えさせられるお芝居でした。そして何より感動しました。お芝居で人に何かを伝えるというのはすごく大変なことだろうけど、このお芝居を全国の悩んでいる人に伝えてほしい。悩んでいる人を救って欲しい。今日は救われました。
- 1人芝居はじめてだったので、どんなかなと思ってました。とても見やすく楽しかったです。1人1人の主人公の心のさけびが、とても染みてきました。多くの人に観ていただきたいと思います。皆が抱える心の問題がかるくなるといいですね。生のピアノ演奏とてもよかったです!!
- 一人芝居の力量を充分に感じられた。押しつけがましくないメッセージ性が多く込められていて、色々と考えさせられる事が沢山あった。フツウ(普通)とは何か、多数なのか少数なのか、少数が多数になったら、少数もフツーになるのか、47都道府県制覇がんばって下さい。
- ひとり芝居をこなされたエネルギーに圧倒されました。体中の細胞が入れ変わったような演じ分け、素晴らしかったです。脚本も深みある内容で、色々と考えさせられました。マイノリティーの人に焦点をあてた作品で、今日の公演で削られた部分も入れたロングバージョンも観てみたいです。もっと大きなホールでの公演でも良かったと思います。こういったイベントをこれからも期待してます。
- とても感動しました。ありのままでも良い、今の自分を好きになることからはじめようというメッセージがとても心に響きました。毎朝産まれかわれる。また明日から頑張ろうと思います。ありがとうございました。
- 自分の周りにはいてないと思っていました。ひょっとすると言えないだけで自分の周りにもいるかもしれないなと思いました。多様な考え、想いを持っている人がいることを気付ける、学べるきっかけにすごく良いお芝居だと思いました。勉強させてもらいました。