ぐしあんでるそんひゅうま具志アンデルソン飛雄馬
- 肩書き
- 多文化共生NPO世界人理事長
- 出身・ゆかりの地
- 三重県
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プロフィール
日系3世ブラジル人。ブラジルに移住した日本人の子孫であり、1990年に来日。
来日後、自分自身学校・社会で文化の違いや言葉の問題により「いじめ」や偏見、差別などの問題に直面し、暴走族を結成するなど非行に走る。
そこからは想像もつかない波乱万丈な人生を送る。
現在、自分の体験をもとに三重県内の小・中・高校で国際化対応教育指導員として、子どもたちの指導・相談サポートを行っている。また、NPO活動を通じて、実態調査・生活相談事業・署名活動・請願活動や市民、学生、企業、 行政、教師を対象に講演活動を行っている。
主な講演実績
日本生命/カネボウ・トリニティ・ホールディングス㈱/㈱NTTドコモ日本生命/カネボウ・トリニティ・ホールディングス㈱/㈱NTTドコモ/クラシエホールディングス㈱/TOYOTA/愛知同和問題企業連絡会/㈱ブラザー工業/スギ薬局/AJALT/大阪同企連/大阪市企業人権推進協議会/大阪吹田企業人権協議会/大阪豊中企業人権啓発推進員協議会/京都医師会/三重県人権啓発推進モデル企業要請講座/三重県松阪市人権啓発企業連絡会/三重県松阪自動車学校 他多数
主な講演のテーマ
1. 死んだら終わり だから生きるんだ~多文化共生のかけはし~
今もなお日本には差別の問題がいろいろあります。多民族が共に生きて行ける社会、お互いを尊重し共存していける社会をつくっていくためには、「一人ひとりが理解していく」ことから始まっていくと思います。自分自身の波乱万丈な体験や、言葉が通じないのはどういう感覚なのかなど、映像や写真、音楽などを使い、「差別がいかに多くの人を傷つけるか」ということを訴えます。
2. 多文化共生社会の実現を目指して~差別事象から学ぶ~
現在、日本全国で暮らす在日世界人は200万人を超えていると言われています。少し前までは「出稼ぎ」と言っている時代があったのですが、今では長期滞在や永住権を希望する方が増加している。グローバル化と言われる時代の中で多文化共生社会を実現させることは重要なことであり、そのためにも一外国人としてではなく一国民として受け入れ共生していく必要がある。「多文化共生社会の実現を目指して」では世界人が増え続ける理由と現状、また、日系人と言われる人たちのルーツ。そして日常的に起きる差別や偏見から何を学ばなければならないのかについて話します。
聴講者の声
- 実体験を通しての講演だったので、イメージが持ちやすかった。スライドに入る数々の言葉が心に残ります。気持ちや心がとても大切であり、思うだけではなく、行動で示していかなくてはいけないと思うことができました。(20代、学校・保育関係)
- 人は何のために生きるのか、考えさせられました。日々の何気ない毎日が、どんなにばらしいのか、教えていただきました。ありがとうございました。(50代、学校・保育関係)
- 経験されたからこそ色々な言葉に重みがあり、自分自身を振り返る機会にもなった。人種差別やいじめ問題等、自分ができる最大限のことをしていきたい。(20代、学校・保育関係)
- 日本社会の排他的なところをすべて体験されたように思いました。それでも、今のような活動をされようと思われたこと、本当に尊敬します。うまく表せませんが、ありがとうございました。(50代、行政関係)
- 自分を大切にできるから周りの人を大切にできるよ、という言葉が心に残りました。話がとても聞きやすく、あっという間の時間でした。これからも周りの人を大切に自分も大切に生きたいです。(30代、学校・保育関係)
- 私自は、教育現場で働いていますが、「いじめ」がもたらす負の循環を強く感じました。同じ思いを子どもにさせないよう、大人の努力が今一度重要になると感じました。(20代、学校・保育関係)
- 自分の見ている世界の狭さに気付かされました。偏見や差別がもたらす心の傷の深さが、その後の人生に大きく影響されることは、想像をこえていた。社会が一体となって向き合わなければ、解決につながらないので、自分にできることを考えていきたい。(40代、学校・保育関係)
- 体験に基づいたお話で、差別の残酷さや根深さを感じました。人権については、日々の生活の中で考えることが多いです。一つ一つの言葉を人権意識をもって発したいです。(20代、学校・保育関係)