ほりうちゆうこ・ほりうちけんと堀内 祐子・堀内 謙人
- 肩書き
- ゆるみ☆子育て 代表/自閉症スペクトラム支援士
当事者/2児の父/会社経営者 - 出身・ゆかりの地
- 神奈川県
この講師のここがおすすめ
4人の発達障害の子の母である、堀内祐子さんと、その息子堀内謙人さん。
講演では、悪戦苦闘の子育てのなかから生み出した、すぐに使える知恵や、具体的な接し方のコツと工夫のノウハウを教えていただけます。実際に発達障害の子と向き合ってきた堀内さんならではの、毎日頑張っているお母さん達への温かい目線が感じられる、親の気持ちに寄り添った内容です。発達障害のある・なしに関わらず、子育てに悩むすべてのお母さんお父さんに、エールを贈る講演です。
プロフィール
堀内祐子
1956年生まれ。発達障害のある4人の子どもたちを育てる。
特に長男(アスペルガー症候群、ADHD、LD)のパニックやこだわり、感覚過敏によるトラブル、不登校で途方に暮れる毎日を送っていた。自分の力ではどうにもならないため、本や講演、大学(星槎大学)などで学ぶ中、長男の脳の特性として捉えられるようになって行く。学んだことや、気付いたことを実験のつもりで試して行くうちに少しずつ長男が落ち着いてくるのを実感するようになる。
そんな中、長男への対応について書いた大学のレポートが教授の目にとまり、それがきっかけで講演をするようになる。講演では、日々起こるさまざまなエピソードを通しての気付きやその対応について具体的に語る。そのため、聞いた方が家に帰って直ぐに試せることが多く、実際に試してみて子どもが驚くほど落ち着いたなどの感想が寄せられる。
また、その経験をまとめた本を4冊(発達障害の子とハッピーに暮らすヒント他)を書いている。4冊目の本「ADHD と自閉症スペクトラムの自分がみつけた未来」(親子で振り返った誕生から就職まで)は、次男との共著で、親の目線と子どもからの視点の両方から書いている。
現在、「ゆるみ☆子育て」代表、自閉症スペクトラム支援士(日本自閉症スペクトラム学会認定)、特別支援士(スクールファシリテーター/ペアレントサポーター)、障害者のヘルパー、傾聴心理士として活躍中。幼稚園の教諭、ジョブコーチの経験ももつ。
堀内謙人
1991年、東京都出身。小学校5年のときにアスペルガー症候群.ADHDと診断され、中学校2年のときにLDの診断が加わる。母親だけではなく、子どもの気持ちも聞きたいという要望に答えるため、質疑応答という形で子ども時代を振り返り、質問に答えている。結婚し、親となった姿に、「希望をもちました」という感想が多く寄せられている。
講師からのメッセージ
わが家には長女・長男・次男・三男と4人の子どもがいます。全員に発達障害があります。
買い物に行けば次男は必ず迷子になり、家にいるときは毎日繰り返されるいたずらのあと始末に追われていました。それに4人の子どもたちは合計で交通事故は7回、救急車に乗った回数は10回を超えています。しかし、自分の子育てが特別大変だと思ったことはありませんでした。
ところが子どもたちが小学校に入学をすると、長男のこだわり、パニック、長女の不登校と次々に問題が起きてどうしたらいいかわからず途方に暮れていたときもありました。
私が弱音を吐いたときに主人はにっこり笑って言いました。
「苦労を楽しんでこそ、人生でしょ」
この言葉に私の心に蒔かれ、ゆっくり大きくなっていきました。
20年以上子育てをしていますが奮闘はまだまだ続いています。私の悪戦苦闘の子育てが少しでも皆様のお役に立てればこんな嬉しいことはありません。
主な講演のテーマ
『子どもを理解する力~発達障害の子とハッピーに暮らすヒント~』
※発達障害当事者である、長男 堀内謙人は質疑応答のみ。