なかにし かづひさ中西 和久
- 肩書き
- 京楽座主宰
日本新劇俳優協会
日本演出者協会々員 - 出身・ゆかりの地
- 福岡県
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芸能万華鏡「しのだづま考」を演ずる中西和久さんは、劇団「芸能座」で俳優修業。1986年から自作のひとり芝居「火の玉のはなし」をもって全国行脚をはじめ、「しのだづま考」の演技で1991年度文化庁芸術祭賞を受賞されました。三代続く役者稼業の歴史は、100年に及ぶ部落解放運動の歴史と重なっていく。
講演でも「芸能と差別」「平和と人権」をテーマにお話しいただきます。「部落差別はもうなくなったのではないか」という声もありますが、実際には、土地調査差別や結婚差別などの部落差別が根深く残っている状況です。なぜ同和問題について考え、部落差別をなくしていかなければならないのか。行政や地域が、そして市民一人ひとりが一緒に考えていくきっかけになる内容です。
プロフィール
劇団「芸能座」で俳優修業。初舞台は1977年『浅草キヨシ伝』(井上ひさし作・小沢昭一演出)の川端康成役。
1986年より自作のひとり芝居『火の玉のはなし』をもって全国行脚を始める。『しのだづま考』の演技で1991年度文化庁芸術祭賞を受賞。
同作品で、国際交流基金主催公演として韓国主要都市を巡演、東欧2ヶ国の国際演劇祭へ招待参加。
1998年には 新国立劇場開場記念賛助公演を務める。又、高校生のためのワークショップや各地の高校演劇祭の審査委員もつとめている。
主な受賞歴
福岡県文化賞、八戸市民劇場賞特別賞、松本市民劇場賞最優秀俳優賞
大牟田市制功労者表彰、倉林誠一郎記念賞(2002年度)、2013年春日市民文化賞
2008年ロシア・エカテリンブルグ国際演劇祭にてテアトラーリヌィ・セゾン賞
主な出演作品
舞台
『しみじみ日本・乃木大将』(井上ひさし作・木村光一演出)
『吾輩は漱石である』(井上ひさし作・木村光一演出)
『イーハトーボの劇列車』(井上ひさし作・木村光一演出) ほか多数
主な京楽座作品
『しのだづま考』(ふじたあさや・作&演出)
『ピアノのはなし』(中西和久・作&演出)
『中西和久のエノケン』(ジェームス三木・作&演出) ほか多数
映画
『親鸞・白い道』(三國連太郎監督)
『菜の花』(主演・瀬木 直貴監督・1995年度文化庁優秀映画作品賞)
テレビ
TBS『男どき女どき』(久世光彦演出)
NHK『しのだづま考』 他多数
主な講演のテーマ
1.芸能と差別
2.平和と人権