
やまだ りょう
山田 亮
- 肩書き
- 家事ジャーナリスト
楽家事ゼミ主宰 - 出身・ゆかりの地
- 香川県
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主夫としてキャリアウーマンである妻を支えた家事・育児記録を綴ったホームページが新聞社の目にとまり、執筆活動を開始した山田亮氏。家族や家事の在り方を考える「家事ジャーナリスト」でもある。講演テーマ「きっと毎日が楽しくなる!心地いい家族のカタチ」等
プロフィール
1967年 香川県高松市生まれ。大阪市立大学商学部卒業後、楽器メーカーで営業職を経験。
退職後、学販営業、百貨店業務などさまざまな職を経験しながら関心があった社会福祉の勉強を続け、佛教大学通信教育課程社会福祉学科を卒業。1998年当時大学助手だった妻と結婚。キャリアウーマンである妻を支え、主夫をしながら佛教大学博士課程に進学。2001年、長女が誕生。ホームページ上で綴った家事・育児記録が新聞社の目にとまり、執筆活動を開始。ロジカルな視点で「楽に家事をする」方法 を日々実践し、「楽家事ゼミ」を主宰して情報提供や家事指導を行う。
また、社会福祉士の視点から家族や家事の在り方を考える「家事ジャーナリスト」としても活動。大学や専門学校で家族社会学、社会福祉学 の教鞭をとる傍ら、全国の自治体や企業などで男女共同参画、ワークライフバランス、子育て支援についての講演を行っている。日経新聞土曜版「日経プラス1」で「すっきり生活」を連載中!
社会活動
2005年よりNPO 法人日本洗濯ソムリエ協会 理事
2011年より兵庫県三田市男女共同参画推進委員
2011年より大阪府島本町人権啓発施策審議会委員
講演実績
行政関係
都道府県や市町村の男女共同参画担当部署、男女共同参画フォーラム主催者、自治体職員研修会、
子育て支援センター、地域交流センター、生涯教育センター、公民館事業担当課 など
労働組合関係
労働組合連合組織、企業単組、労働組合地域組織、教員労働組合、自治体職員労働組合 など
民間企業、団体関係
社会福祉協議会、婦人会、女性団体連絡協議会、青年会議所、子育てネットワーク、
各種NGO・NPO団体、保育園保護者会、職場研修会、企業主催による会員向け講演会 など
教育機関、研究教育関係団体
保育園保護者会、小学校PTA、市民大学、大学学生主催イベント、高等学校、中学校、
多文化共生研究会、食育推進団体 など
主な講演のテーマ
<共通のテーマ>
講演は、「家族みんなが仲良く楽しく過ごせること」を核に構成しています。
そのための一つの手段として、男性の家事・育児参加やワーク・ライフ・バランスの意義をお伝えしています。男性が家事や子育てに関わることは、一人の人間として成長し自立するだけではなく、家事共同・子育て共同することによって時間や経験を共有し、共感の基礎になります。共感し合う力は、家族や社会を形成するうえ大切な要素であり、現代社会に欠けつつある「つながること」や「絆」を再生する力になります。
あくまでも男性の家事・育児参加は楽しい生活のための手段の一つとしてお伝えします。「僕はこれまでなんにも家事してこなかった」「ウチの夫にはもう無理」という方を叱責するような内容はありません。男性の家事・育児参加の先にある、本当に大切なモノをつかんで頂ければと思います。中には、「家事をやらされている…」と感じている人もいるでしょう。そういった人には、「家事だって、取り組み方次第で、こんなに楽しいことになるのか!」「家事してきてよかったんだ!」という自信になってもらえればウレシいです。
どのテーマも、国の第3次男女共同参画基本計画に盛り込まれた「男性にとっての男女共同参画の意義についての理解の促進」や第4次男女共同参画基本計画、加えて「女性活躍推進法」とも整合する内容です。
1. きっと毎日が楽しくなる!心地いい家族のカタチ
全部の講演テーマの根幹になる男女共同参画の総論的テーマです。どんな参加者にも適する内容です。
夫婦の関係を例に、「人」という字のようにお互いがもたれ合い依存し合う関係から、一人一人が仕事と家事を両立しながら「I」字型に自立し、その自立した者同士が手をつなぎ合う「M」字型の関係を形成するモデルを紹介します。「M」字型関係のための主体性と協調性の両立、自立のための「自事」、家事自立度チェック、分担・分業から共同・共有・共感へ、などを盛り込んだ講演です。やらされる家事から、楽家事になるヒントや、男性が家事参加する時代的必然性などを、実践にもとづいた具体的事例をもとにし、「今から行動できる」内容を中心に講演します。
2. 今日からチョット楽になる!子どもと一緒のこの時間
子育て講演会、子育て支援講演会、男性の子育て講座向けのテーマです。現役子育て世代だけでなく、孫育て世代の参加者にも伝わる内容です。乳幼児から小学生までの子育てを想定しています。
僕は育児ノイローゼを経験しました。夫婦が子どもをバトンにした「バトンタッチ夫婦」になり、ゆっくり会話ができなくなくなったことが原因でした。これは核家族の子育てでは一般的に起っていることです。一番身近な人と子どもの成長を分かち合えることが回復のカギでした。そのためにも、父親の育児参加をオススメします。さらに、「どうしても子育ての時間がとれない」というお父さん向けに、子どもが寝ていてもできるコミュニケーション術もお伝えします。「いい親」ではなく「子どもと一緒に成長できる親」を提案にします。ご希望に応じて、地域でできる子育て支援についても自分の経験をもとにお話しします。「こんなコトでも支援になるのか!」「これなら今日から私にでもできる!」という内容を講演します。
3. 仕事も遊びも子育ても!スーパー主夫のワーク・ライフ・バランス提案
ワーク・ライフ・バランスを家事や子育てをする側の視点に加え、元社会福祉研究者として分析し提案するテーマです。仕事と家庭の両立を目指す人向けの内容です。
主夫がワーク・ライフ・バランス提案?という疑問があるかと思いますが、僕の大学院での研究テーマは「父子家庭の仕事と子育ての両立」でした。そして、その当時、欧米で使われ始めた「ワーク・ライフ・バランス」という言葉とリアルタイムで接しました。僕のワーク・ライフ・バランスは、この一人親が無理なく仕事と子育てを両立できることを起点としています。彼らがワーク・ライフ・バランスできるなら、介護中の人も、主婦(主夫)もバランスをとりながら暮らせる可能性が見えてきます。また、多様な属性や特性やモチベーションの人が、それぞれの思惑で働くことができるダイバーシティー(多様性を認め受け容れる)社会が可能になります。これは持続可能な社会を築くうえで労資ともにメリットのあるWinWinモデルであり、僕はワーク・ライフ・バランスを現在における工場法と位置づけています。そして、このような社会を目指すためにできる身近な方法が男性のライフ参画であり男性の生活自立や家事自立です。今日から、短時間でもできる参画や自立への方法について、具体例イッパイでお話しします。
4. 楽家事でいこう!家事が楽しいと一生楽しい!
1.の講演内容をより実践的にしたテーマです。
自分の家事・子育て経験だけではなく、新聞連載やテレビ出演、料理教室講師や「楽家事ゼミ」主宰などの経験を通して得た、家事を楽しむための仕掛けやコツを紹介しながら、男女共同参画やワーク・ライフ・バランス、子育て中の家事、退職後生活を考えるキッカケになる講演をします。
5. プロ主夫に学ぶ!家事力基礎講座
男性向けの家事講座のテーマです。家事初心者から中級者までを対象にしたテーマです。基本は、男性向け家事講座ですが、家事が苦手だという女性にも好評頂いています。夫婦での参加は、より効果的です。
家事は経験や勘に基づくアートな面もありますが、大半は理屈や理論に基づいた科学です。構成は、家事は科学だ!、実践例、家事共同者との歩み寄りの3部構成になっています。歩み寄るためのコミュニケーションワークなども盛り込んだ、自分だけではなく、周囲の人も楽しく暮らせるような「楽家事」を提案します。
6. 男のライフリスクを考える
男性の多い職場向けの研修講座テーマです。ライフリスクという観点から、男女共同参画や子育てや介護、ワーク・ライフ・バランスを含んだ、複合的なテーマです。
男性にとっての男女共同参画の意義について、その意識向上を目指す講演です。「もしも妻が交通事故に遭ったら」「急に母親が倒れ介護が必要になったら」…父子世帯における仕事と家庭の両立問題や男性介護者(全介護者の3分の1)の抱える問題を通して、現役男性労働者が抱えるリスクについてと、今日からでも取り組める対策について講演します。地震への対策だけでなく、自身のライフリスクへの対策もこの機会に取り組んでもらえるような講演をします。
7. 人生いろいろ 夫婦もいろいろ
男女共同参画はこれからという地域の男女共同参画講演会のテーマです。
「スーパー主夫」はいかにして誕生したのか?「山田亮のアンチマッチョ宣言!スーパー主夫の誕生秘話のダイジェスト版講演です。我が家の「逆転夫婦生活」をもとに、出会い、マリッジブルー、両親や周囲の反応、子育て経験、育児ノイローゼなど、その時々のライフイベントを通した男女共同参画のエッセンスをまとめて、わかりやすく笑いたっぷりでお話しします。「こんな夫婦の形もあるのか!」や「こんな人生の楽しみ方もあるのか!」を感じて頂ければウレシイです。
8. 楽家事でいこう!家事で楽して毎日ゴキゲン!
婚活世代、子育て世代、退職を控えた世代などが主な参加者になっています。タイトルの通り、家事を楽して、仕事や家庭生活の時間を、よりユックリとゴキゲンに過ごしてもらおう!という内容です。楽家事のポイントは、家事の省力化と家事の共同化で、これらはそれぞれ職場での業務改善やイノベーション、業務連携や人材育成のノウハウと共通する要素であることを伝え、同時にワーク・ライフ・バランスについても簡単に触れるという内容です。
9. わかりやすく解説!男女共同参画ってこうゆう感じ
バリバリ働く妻と主夫という逆転夫婦をとおした体験をもとに、男女共同参画の要点を伝え考えてもらう講演です。あいだに参加型のワークを入れたりしながら、生徒が聞いても飽きないような構成にしています。
※オンライン講演会も対応可能です。
カテゴリー
ギャラリー
聴講者の声
- 家事に対して、生活に対して、前向きな気持ちになれた。(40歳代女性)
- 話し方もテンポよく、楽しく拝聴させて頂きました。アッという間に時間がたっていました。今日の話で男性だけでなく、女性も家事を楽しんでできるようになるのでは?(30歳代女性)
- 家事を理論的に分析した話をお聞きしたのは初めてで、とても参考になりました。(50歳代女性)
- 明るく楽しい講演でした。こんな講演会なら、主人にも参画してほしかったが、なかなか無理でした。(60歳代女性)
- ワーク・ライフ・バランスと聞くと、言葉自体なんだか難しく感じるけれど、楽しくわかりやすくお話を聞くことができ、これからの生活に是非役立てていきたいと思いました。(30歳代女性)
- まるで落語を聞いているような語り口で、肩肘張らない生き方の基本をお話しして頂きました。心にスッと入ってきた気がします。(50歳代女性)
- 読みやすいスライドがあり、文字でも確認できる内容だったので、とても理解しやすかったです。(60歳代男性)
- ちょっとした工夫で楽になるんだなと思いました。今日からプチ家事、自事を実践し、楽しみの種を拾いつつ、時間のゆとりのある生活が送れるようにがんばりたいと思います。ありがとうございました。(30歳代女性)
- 仕事も忙しく、子どもにイライラしてあたる毎日、そんな自分に嫌気がさす毎日、・・・ですが「共感、共有して親になる」心に残りました。(20歳代女性)
- 「家事は目的ではなく、楽しく生活するための手段」、意味深いと思います。楽することがいけないことではないと思いました。(30歳代男性)
- ワークライフバランスにおける家庭生活のあり方について、性別役割分担とその問題点、また、個々が独立した個人であり、その上で家庭生活が成立していることや、それぞれの果たすべき役割について大変良く理解できた。(40歳代男性)
- 家事を妻と一緒にやっているが、心の中で「してあげている」という感覚になっていた。まずは、自分のため、あたりまえのこととしてやっていきたい。ちょっとした積み重ねを心がけたい。(40歳代男性)
- 「共同→共有→共感」の話、すごく共感しました!!本当にたのしかったです。「M」字型人間関係を目指して頑張ります!(20歳代女性)