ほし なつみ星 奈津美
- 肩書き
- 競泳(バタフライ)元日本代表
- 出身・ゆかりの地
- 埼玉県
この講師のここがおすすめ
ロンドン・リオデジャネイロ オリンピック 200mバタフライ銅メダリストの星奈津美さん。
みんなに愛される200mバタフライ女王として有名ですが、その栄光の裏には持病であるバセドウ病との壮絶な戦いがありました。講演では、星さんの波乱万丈のストーリーと、そのようにそれを乗り越え、夢や目標を実現させてきたのかをお話いただけます。その舞台裏から、目標達成や夢を実現するための秘訣、モチベーションコントロール術などついて学ぶことができます。星さんの熱いお話は、目標に向かって打ち込んでいるすべての人の心に残るお話です。
プロフィール
3歳半からベビースイミング教室に通ったのがきっかけで水泳を始めた。高校に入学すると1、2年生でインターハイ連覇、3年生の時には日本選手権で高校新記録を出し北京五輪代表に選出。
16歳で患ったバセドウ病のため一時的に競技を離れるも、苦難を乗り越え 2012年ロンドン・2016年リオデジャネイロ 200m バタフライで2大会連続で銅メダルを獲得した。
なお、世界水泳ロシア・カザン2015での金メダルは、日本競泳女子初の快挙だった。
現在は講演や水泳教室などで自身の経験を伝える傍ら、メディアを通じてバセドウ病の理解を促進する活動を行うなど活躍の場を拡げている。
主な講演実績
九段生涯学習会館/福岡大学/大藪保険コンサルタント/神奈川県職業能力開発協会/全国地方銀行協会/県立羽生第一高校/越谷市商工会議所/埼玉アスリート就職サポートセンター 他多数
主な講演のテーマ
1. 心も身体も健康であること
身体の健康はもちろん、心の健康も大切だということを自分自身の経験からお話しします。
私自身、人前で弱音を吐くことが出来ず苦しんでいた時期がありましたが、恩師からの言葉で、弱い部分を人に見せることで初めて自分の弱さを受け入れることが出来るのだと気づき、気持ちも軽くなって心の健康を取り戻しました。学校の部活動や会社での人間関係においても、お互いに悩みを吐き出すことで心の健康を保つことが出来るようになり、コミュニケーションも生まれるため、より良いチームワーク作りに繋がります。
2. メダル以上の価値
高校1年時にバセドウ病を発症し投薬治療をしながら競技を続けてきましたが、大学4年時に銅メダルを獲得したロンドン五輪から、2年が経った頃に症状が悪化。金メダル獲得という目標と競技人生の集大成と位置づけていたリオ五輪の舞台を一時は諦め引退も覚悟しましたが、母からの言葉で手術を決断。リオ五輪は大きな決断を経て辿り着いた2大会連続の銅メダルだった為、目標には届かなかったものの「やれることは全てやり切った」とレース後に心から思えたことが、メダル以上に価値があったと思います。
夢を叶えること、目標を達成することは素晴らしいことですが、それ以上にそこまでの過程で悔いのない行動、選択をすることが大切だと伝えたいです。
※水泳教室の開催も可能です。