石川 文洋

いしかわ ぶんよう
石川 文洋

肩書き
報道写真家
出身・ゆかりの地
沖縄県

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朝日新聞社カメラマン等を経て、現在フリーカメラマンとして活躍中の報道写真家・石川文洋さんは、ベトナムをはじめアフガニスタンや各地の紛争地、故郷・沖縄の現実を世界に伝えてきました。
その体験から「戦争の悲劇を想像することが、戦争を防ぐ力になる」と考え、様々な場で伝えられています。講演会では戦争とは何か、また生れ故郷である沖縄への思いを伝えていただきます。

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プロフィール

1938年                  沖縄県那覇市首里に生まれる
1964年                  毎日映画社を経て、香港のファーカス・スタジオに勤務
1965年~1968     フリーカメラマンとしてサイゴン(現ホーチミン市)に滞在
1969年~1984     朝日新聞社カメラマン
1984年~現在          フリーカメラマン

主な受賞歴等

日本写真協会年度賞(1973年)                          日本雑誌写真記者協会賞(1982年・1983年)
日本ジャーナリスト会議特別賞(1990年)           市川市民文化賞スウェーデン賞(1997年)
ベトナム政府より文化通信事業功労賞(2005年)

19989月 ベトナムのホーチミン市戦争証跡博物館内に石川文洋写真常設展示室が開設
20099月 沖縄市「戦後文化資料展示室ヒストリートⅡ」開設。石川文洋の写真が随時展示
20146月 大宮浩一監督によるドキュメンタリー映画『石川文洋を旅する』公開

写真展

『沖縄の基地とアメリカの戦争』(2000年)        『沖縄・復帰30年』(2002年)
『日本縦断 徒歩の旅-65歳の挑戦』(2004年)    『世界の笑顔』(2007年)
『四国遍路』(2009年)                                     『アフガニスタン・2002年』(2010年)
『戦争と子どもたち』(2012)                             『石川文洋が見たフクシマ』(2013)
『戦争と平和・ベトナムの50年』(2014)           『ベトナム戦争と沖縄の基地』(2014)
『辺野古とオスプレイ』(2015)  他多数

主な講演のテーマ

『沖縄の基地と私が見た戦争』

カテゴリー

ジェンダー・多様性・平等
教育・学校・PTA
環境・防犯・防災・消費生活
文化・生涯・国際・異文化交流
芸能人・文化人

著作紹介

  • 『旅する心のつくりかた』

    出版社: サンポスト
  • 『基地、平和、沖縄―元戦場カメラマンの視点』

    出版社: 新日本出版社
  • 『基地で平和はつくれない―石川文洋の見た辺野古』

    出版社: 新日本出版社

講師紹介動画

聴講者の声

  • 実際に戦場カメラマンとして現地にいた重い写真スライドの話と命は世代を引き継がれていく人間の幸(しあわせ)にとって平和こそ大切なものはない。「国益のために武器を使い、戦争をやむをえない」とする言葉に騙されないようにしましょう。私たちは軍事力で平和は守れないと、もっと国民の声を大きくしていきましょう。
  • 「命あってこそ」というメッセージを改めて胸に刻みました。戦争は話し合いでしかなく、犠牲になるのはいつも子ども。大人の責任として戦争の実態を伝えていかねばなりません。また同じ過ちを繰り返さないために。小さなことでも声を上げ、みんなに受け入れられやすい方法で伝えていくことが大切なのではないかと思いました。
  • 1枚1枚の写真、今までの長いカメラマン人生の中の石川さんの思いが伝わってきました。もっと聞きたかった。最後に本当に訴えたかった沖縄の状況を広く伝えてほしい。視覚に訴えるものが非常に衝撃的でした。
  • 「戦争は子供たちの人権を奪う」このことがよくわかりました。以前、学習したことを思い出し、今の世界状況と合わせて考えることができました。やはり実際にその場面を見た人の言葉は重い、と思いました。
  • カメラマンの方の話を聞いたのは初めてです。戦場での生の声が聞こえたような気がしました。「銃弾1つ分をお金で渡したなら、どれだけ感謝されたか」というお話、本当にそう思います。
  • 枯葉剤の被害が二世、三世代に続いているという話が一番印象に残った。製薬会社はアメリカ兵に補償していてもベトナムには何もされていない。アメリカは広島と長崎に原子爆弾を投下し謝罪するどころか、1950年から今までなお被爆者が死ぬまで一生かかる病気の追跡調査を日米の放射能影響研究所でやっている。文洋さんが命がけで写した写真が戦争をやめさせる力になると信じる。

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