いづつ かずゆき井筒 和幸
- 肩書き
- 映画監督
- 出身・ゆかりの地
- 奈良県
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喧嘩に明け暮れるやんちゃな学生達の青春模様を描いた 『岸和田少年愚連隊 BOYS BE AMBITIOUS』 、民族問題や差別を主軸に、日本人の少年と在日コリアンの少女との間に芽生える恋をを描いた 『パッチギ!』 、など数々のヒット作品を生み出した井筒和幸監督。
講演では、現代社会に蔓延する問題に真摯に切り込む監督の映画に込められた思いやメッセージを通して人権や差別、平和とは何かについてお話しします。
プロフィール
1952年、奈良県生まれ。奈良県立奈良高校在学中から映画製作を開始。
1975年、監督デビュー。
1981年「ガキ帝国」で日本映画監督協会新人奨励賞を受賞。
1996年「岸和田少年愚連隊」で、第39回ブルーリボン賞作品賞を受賞。
2004年「パッチギ!」で、2005年度、第48回ブルーリボン賞作品賞他、多数の映画賞を受賞。
近作では、「ヒーローショー」(2010年)「黄金を抱いて翔べ」(2012年)「無頼」(2020年)など、様々な社会派エンターテインメント作品を作り続けている。
その他、独自の批評精神と鋭い眼差しにより様々な分野での「御意見番」として、テレビ、ラジオのコメンテーターなどでも活躍している。
主な受賞作品
1981年度「ガキ帝国」第22回 日本映画監督協会新人奨励賞
1996年度「岸和田少年愚連隊」第39回 ブルーリボン賞 作品賞
2005年度「パッチギ!」第48回 ブルーリボン賞 作品賞/第79回 キネマ旬報ベスト・テン 日本映画作品賞・監督賞/第27回 ヨコハマ映画祭 作品賞・監督賞/2006年 第20回 高崎映画祭 最優秀監督賞/第29回 日本アカデミー賞 優秀作品賞・優秀監督賞
2011年「ヒーローショー」第25回 高崎映画祭 最優秀監督賞
2013年「黄金を抱いて翔べ」第27回 高崎映画祭 最優秀監督賞 他、様々な映画賞を受賞。
主な監督作品
「ガキ帝国」(1981年)
「みゆき」(1983年)
「晴れ、ときどき殺人」(1984年)
「二代目はクリスチャン」(1985年)
「犬死にせしもの」(1986年)
「宇宙の法則」(1990年)
「突然炎のごとく」(1994年)
「岸和田少年愚連隊」(1996年)
「のど自慢」(1998年)
「ビッグ・ショー!~ハワイに唄えば~」(1999年)
「ゲロッパ!」(2003年)
「パッチギ!」(2004年)
「パッチギ!LOVE & PEACE」(2007年)
Theショートフィルムズ「TO THE FUTURE」(2008年)
「ヒーローショー」(2010年)
「黄金を抱いて翔べ」(2012年)
「無頼」(2020年)他多数
主な著書
憲法を変えて戦争へ行こうという世の中にしないための18人の発言(共著/岩波書店)
憲法が変わっても戦争にならないと思っている人のための本(共著/日本評論社)
民族の壁どついたる!(河出書房新社)
ガキ以上、愚連隊未満。(ダイヤモンド社)
憲法が変わっても戦争にならない?(共著/ちくま文庫) 他多数
主な講演のテーマ
1. 平和と人権 ~愛、平和、パッチギ!~
2. 差別のない世界平和の想いをこめて ~部落問題・民族の差別について熱く語る~
3. “いじめ”は、なぜおこるのか!
4. Stopthe“自殺”
5. 映画づくりに込めたメッセージ
6. バイオレンスとどう向き合うべきか
7. 平和と憲法について
8. 祖母が教えてくれた戦争の話