かみじょう りえ上條 理恵
- 肩書き
- 少年問題アナリスト
元上席少年補導専門員
東京経営短期大学特任准教授 - 出身・ゆかりの地
- 静岡県
この講師のここがおすすめ
保健体育の教師を経て千葉県警察で少年補導専門員として活動されていた、上條理恵さん。
なぜ、非行が起きるのか。講演では、非行少年の指導を通して得た、非行の実態とその防止策について、具体的にわかりやすくお話いただけます。子ども達を被害者にも加害者にもさせないための方法は、子育て中の方、教職員の方にぜひ聞いていただきたい講演です。
プロフィール
1963年、静岡県生まれ。
小学校、中学校、高校の講師を経て、1993年より、千葉県警察に婦人補導員として、青少年の非行問題(薬物問題・スマホ問題・女子の性非行)・学校との関係機関の連携・児童虐待・子育て問題に携わる。小・中・高・大学・保護者・教員に向けた講演は1500回以上。「金持ちより人持ち」をモットーに人間関係の大切さを伝える。学会活動として、非行臨床学会の会員としての活動も行う。
略歴
1985年4月 千葉県内私立高校勤務
1988年3月 同学校退職
1988年4月 千葉県浦安市中学校、船橋市小学校の非常勤講師
1993年3月 同学校退職
1993年4月 千葉県警察婦人補導員として採用(その後上席少年補導専門員して在籍)
2018年3月 千葉県警察退職
2018年4月 東京経営短期大学 特任准教授
資格
千葉大学大学院 教育学 修士
カウンセリング講習(初級~上級)修了
慶應義塾大学福沢諭吉記念文明塾第16期修了
講演実績
薬物乱用防止教室(対象:小・中・高・大学・保護者・教員など)約500回
非行防止教室(対象:小学校・中学校・中学校)約500回
スマホ・携帯関係講演(対象:小・中・高・大学・保護者・教員など)約100回
大学生対象の授業、講座、講演等 約50回
その他、保護者向け子育て講演、生徒指導関係講演、教育関係講演、地域関係者向け講演など多数
主な講演のテーマ
1. 子供を犯罪被害に遭わせないためには
ネットやSNSの普及により、出会い系サイト、非出会い系サイトにおいて子どもが犯罪巻き込まれたり、殺害されるという痛ましい事件が多数発生しています。子供を犯罪被害にあわせないようにするために大人たちができることは?
講演では、大人が知らない子ども達を取り巻く世界や犯罪被害にあわせないために対策するべきことなど実例を交えて講話いたします。
2. 子供と向き合うために~非行防止は家庭から~
「子どもと向き合う時間」は取れているでしょうか?
多様な働き方、様々な家族構成等、家族の形も様々になってきています。大人は、早朝から夜間まで働き、また子ども達は、学校終了後、習い事や塾通いといったスケジュールをこなす。家族でもすれ違いが生じ、家族揃って一家団欒といった風景はもはや皆無になっているのが現状ではないでしょうか?
講演では、非行行動を起こす子ども達と長年向き合ってきた経験をもとに子どもの成長における家庭教育の必要性などを講話いたします。
3. 少年・少女が幸せな将来を迎えるために
困難に打ち勝ち壁を乗り越えるためには、健全な心の育成が不可欠となってきます。健全な心を育成するためには、つらいこと、悲しいことがあっても、自分が戻れる場所、そして安心できる場所が必要となります。
講演では、少年・少女が幸せな将来を迎えるために必要な場所つくりを「家庭」「学校」「地域」の視点から講話いたします。
4. 非行や問題行動を起こす少年・少女は、幼児期に問題あり
非行少年もこの世に生を受けた時から非行少年のわけではありません。情緒と環境は密接につながっていて、悪劣の環境ではまともな感情や人間性が育ちません。非行や問題行動を起こす少年・少女は、幼児期の環境に問題がある場合が多数です。
講演では、長年、非行や問題行動を起こす少年・少女にむきあってきた経験から子どもに非行行動を起こさせないために必要な家庭教育のあり方や学校、地域のかかわり方などを講話いたします
5. 婦人補導員として学校教育者に訴えたい事
青少年育成にあたり、家庭、学校、地域の相互の連携はかかせないものとなります。ネグレクト、DVを受けていそうな子どもの早期発見、また、非行問題を起こす子どもの心のケアなど家庭に問題のある子どもには学校、地域のフォローが必要となります。
講演では、問題行動を起こす子どもの心、また、その心のケア、その子ども達の自己肯定感を育むために学校教育者が取り組むべきことに関して講話いたします。