きはら たかひさ木原 孝久
- 肩書き
- 住民流福祉総合研究所所長
- 出身・ゆかりの地
- 東京都
この講師のここがおすすめ
住民流の福祉を定着させるための活動を展開されている、木原孝久さん。
公助があてにならない時代、どのように住民主体で福祉を実施するか、わかりやすく解説していただけます。先が見えない不安を少しでも解消させてくださる、目からうろこのお話が盛りだくさんです!
プロフィール
東京生まれ。早稲田大学第一政治経済学部卒業後、中央共同募金会などを経てフリーに。一方で40年以上にわたり住民流の福祉のあり方を追い求め、その成果をセミナー開催や講演、マニュアル作成などを通し、社会に広く伝えている。国の「これからの地域福祉のあり方に関する研究会」等にも参画し、住民流の発想を提示。20年前、地域の実態把握の手段として「支え合いマップ」づくりを発案、その指導のため全国を駆け巡っている。最近は住民流福祉実現の具体策として「ご近所福祉」や「助けられ上手」「おつき合い革命」などの普及に力を入れている。
講演、執筆、ラジオ・テレビ出演等精力的に活動中。
主な著書
支えあいマップ入門マニュアル(筒井書房)
ご近所パワーで助け合い起こし(筒井書房)
住民流福祉の発見(筒井書房)
住民流助け合い起こし(筒井書房)
福祉の人間学入門(本の泉社)
ボランティア・セラピー(中央法規出版) 他多数
主な講演のテーマ
まちづくり
1. ご近所パワーで助け合い起こし
住民の助け合いは、ご近所で、住民の流儀で行われている。これを生かし、「助け合いのまち」をつくる方法をお伝えします。また、助けられ上手さんになるためのコツもお話いたします。
2. 住民支え合いマップづくり入門
住民の助け合いの実態は、実は見えにくい。これは、住民が「見えないように助け合っているから」です。住民のルールは水面下で助け合うこと。それを見えるようにするのが「支え合いマップ」です。超高齢社会に向け、この支えあいマップのつくりかたについてお話します。
3. 孤独死も防げる見守り術(見守り協力員・福祉推進員向け)
孤独死を防ぐには、きめ細かい「見守り網」をつくる必要があります。見守り網と、見守り体制の作り方など、見守り術についてお話します。
4. ふれあいサロンから助け合いサロンへ
現在、サロンは「元気な人の集まり」になってしまっています。しかし、サロンが本当に目指すべき形とは、要介護者や超高齢者も受け入れ、困った時には助け合える場所になることです。大介護の時
代に求められるサロンのあり方を問います。
5. 大介護時代の民生委員の役割
民生委員のこれまでの役割は、地域を回り、要援護者を支援することでした。しかし、現在、民生委員に過剰な負担がかかっているという現状があります。これから求められる民生委員の役割とは何
か?新しい民生委員の形についてお話しいたします。
6. 福祉推進員のためのご近所支援入門
住民は「世話焼きさん」を中心に助け合いを実践している。そのなかで、福祉推進員の役割とは何か?
福祉推進員の役割についてお話いたします。
7. 福祉のまちづくりで町内会に期待されること
これまで、町内会として独自にふれあいサロンや食事会、見守り活動などを行ってきました。しかし、これからの町内会の役割は、これまでの活動を各ご近所で自主的に実施してもらうよう支援してい
くことです。活動体から司令塔役へ。これからの町内会のあり方についてお話いたします。
教育
『やさしさとは何か?-住民流福祉教育入門』
児童生徒への「福祉教育」といえば、ボランティア活動ばかりが実践されがちです。
しかし、まずは「自分の命をしっかり守れる子どもに育てること」が出発点になります。人にやさしい子は、自分にやさしい子。「やさしさ教育」から「自分を守る教育」への転換についてお話いたします。
生涯学習
1. 銭形平次はボランティアだった-住民流ボランティアの入門編-
ボランティアは、豊かな人生を送るための一つの要素。実は、あの銭形平次もボランティアを実践していました!「趣味などを追及するついでに実践する」といった、ボランティアに参加するコツをお
伝えします。
2. 団塊世代の地域デビュー入門
いよいよ 2025 年には団塊世代が 75 歳を迎えます。しかし、本当の危機は、彼らが妻を介護する時。
なぜならその時、多くの夫は地域に支援を求めることができない傾向にあるからです。だからこそ必要な、「元気なうちの夫婦地域デビュー」についてお話します。
3. 住民流健康のまちづくり
「健康」には、狭義と広義の意味があります。これからは、身体的な健康という「狭義の健康」だけでなく、生活全般の健康という「広義の健康」がより重要になってきます。こうした広義の健康観に
ついて、お伝えいたします。
障害
『チャリティからフェアネスへ-障害者福祉の発想転換』
障害者等への支援は、健常者よりも低いレベルでいいという暗黙の了解があります。しかし欧米を中心に、個別の事情に合わせて支援を調整する「フェアネス」という考え方が主流になってきています。
これからの障害者福祉のあり方についてお話します。
介護職員向け
1. 地域と協働していくために(地域包括センター・介護支援専門員向け)
地域福祉の成功は、関係機関のみの連携では成しえません。関係機関とご近所さん、地域組織、NPO、民生委員などが密接に結びつく必要がありません。様々な組織が連携するために必要な日本的ネットワークの手法についてお伝えします。
2. 住民流・地域資源発掘法(介護支援専門員向け)
福祉資源とは、ボランティアや NPO 等だけでなく、要援護者自身も資源になり得ます。
当事者が自分の問題を解決しようとすることも、ある意味で活動の一つです。住民のあらゆる側面から、柔らかい発想で福祉資源の種を見つける方法をお伝えします。
3. 利用者のその人らしい生活支援ために(訪問介護員向け)
要援護者に必要なのは、見守りや困り事の解決、介護ばかりではありません。「その人らしい生活」を支援することも含まれます。これからの福祉の形についてお話します。
企業向け
『貢献から共生へ-企業と地域の新しい関係を求めて』
社会貢献といえば、利益を度外視して社会に貢献することだと考えられています。しかし、本来は活動を通じ、何らかの形で利益を得るのが正しいあり方です。本業を生かした、企業と地域の新しい関係を考えます。