
みき ゆきみ三木 幸美
- 肩書き
- とよなか国際交流協会職員
- 出身・ゆかりの地
- 大阪府 フィリピン
プロフィール
1991年大阪出身。フィリピンと日本の『ハーフ』として大阪の被差別部落で生まれ、無戸籍・無国籍児から8歳で『日本人』となる。学生時代に外国にルーツをもつ子ども・若者と関わりはじめ、子どもから社会人までを対象にしたダンス教室を開講。
2016年度より公益財団法人とよなか国際交流協会職員となる。
講談社現代ビジネスでの執筆や講演で発信を続けている。
主な講演のテーマ
1. 「外国人」と「部落問題」から考える多様性社会
2. 私たちは「部落差別」にどう向き合っていくか~一緒に考えるということ~
3. 「私」からはじめる「私たち」の多様性社会~「ちがい」と「まちがい」の境界線~
「部落問題は放っておけばなくなる」「昔みたいな差別ってもうないよね?」
しかし現在もマイノリティの差別は存在し、日本社会で暮らすマイノリティが生きづらさを感じる状況は少なくありません。
言葉がひとり歩きしがちな「人権」「差別」「多様性」。
それらの言葉はマイノリティを優しく受け入れるためではなく、今この社会に暮らすからこそ、全員に必要だといえます。私たちがともに生きる社会に何が必要なのか。私たちがともに生きられる社会について一緒に考えたいと思います。
■ 講演内容例
日本にいる外国人が感じやすい3つの壁
①法律・制度の壁…出入国管理法・難民認定法などに伴う学校入学・希望の職に就けない。
②言葉の壁…情報格差・子育て中の悩み・子ども受験・行政手続き・親子関係への影響
③心の壁…差別・偏見・孤独・ヘイトスピーチ・レイシャルハラスメント
「心の壁」がここ最近あらゆるマイノリティにとって深刻になっていること、インターネットを利用することで「差別」のハードルが低くなっていること、「差別」には「差別する人」「差別される人」とともに「差別に居合わせた人」が存在しており、「差別」は個人的なことであると同時に社会的なことであり、差別に居合わせたときどう受け止めていくかが大切だということお話しします。
また、最近でも、それが「差別」」につながるとは知らずインターネットを使って誤った情報をながしてしまう若者がいる事実に、「寝た子は起こすな」ではなく、「寝かさないように」することが大事だと熱く語る。





