いちおか ゆうこ市岡 裕子
- 肩書き
- ゴスペル歌手
- 出身・ゆかりの地
- 兵庫県
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ゴスペル歌手の市岡裕子さんは、吉本新喜劇元座長 故・岡八朗さんの長女として生まれ、16歳で母の自死を経験。 その後、 父のアルコール依存症、胃ガン、脳挫傷、そして、弟の早死と続いた家族の不幸を乗り越え、ニューヨークのハーレムにある黒人教会でゴスペル音楽に出会い、生きる希望の光を見つけました。現在は講演会やボランティア活動などを通じて、闘病や家族間の葛藤、夢と希望を持てずに苦しんでいる人達をサポートする活動を行っています。
講演では「人生あきらめたらあかん!」と題し、壮絶な葛藤の末に手にした父娘の絆について歌を交えてお話いただきます。
プロフィール
吉本新喜劇座長の奥目のハッチャンとして人気を博した故・岡八朗の長女。
岡八朗は平成25年2月「第16回上方演芸の殿堂入り」をコメディアン・喜劇役者として初めて果たす。
母の自死、弟の死、父のアルコール依存症などの苦難を負うなか、ニューヨークのハーレムでゴスペル音楽に出会い、慰められゴスペルシンガーの道に進む。壮絶な葛藤の末に手にした父娘の絆。絶望からの再起を、ゴスペルソングやトークも交えての講演が好評を得ている。
4歳からピアノと歌を始め、高校時代にジャズ、黒人音楽に触れる。16歳の時、鬱病により母親が自殺、父のアルコール依存症による新喜劇リストラ退団。さらに胃ガンと脳挫傷、弟の死と続く。家族の世話に追われる中でアメリカ留学を果たす。一時帰国後、1996年再渡米。ハーレム黒人教会で本場のゴスペルに出会い、1999年ブルックリン・クイーンズ音楽院にてブラックミュージックを本格的に学びゴスペルシンガーの道を歩む。2001年マクドナルド・ゴスペル・フェストに3,000人のオーディションの中からクワイヤーメンバーに選ばれ、シシー・ヒューストン(ホイットニー・ヒューストンの母)と共演する。2002年父・岡八朗の芸能生活45周年記念リサイタルでなんばグランド花月にて父娘共演。翌年の2003年、NHK“にんげんドキュメント”でリサイタルに至るまでの親娘の絆が紹介される。同年、父娘共著の足跡を記した自叙伝『泣いた分だけ笑わしたる!』(マガジンハウス)を出版。又、2008年より「市岡裕子インターナショナルミニストリー」を立ち上げ、タイのHIV孤児達の支援、チャリティーコンサートを行っている。医療少年院、児童養護施設、刑務所などの慰問も行う。2012年6月にはHIV孤児達の支援の為、CD“Amazing Grace”を発売。2019年に『愛があなたを待っている』CD発売。
講演では「人生の荒波に揉まれて来た経験から、足りないものに不平不満を言わず、有るものに感謝することを学んだ。」と語り、闘病や家族間の葛藤、夢と希望を持てずに苦しんでいる人たちの役に立ちたいと語る。ゴスペルコンサートではエネルギッシュなステージでゴスペルを歌い上げる。これまで手掛けたコンサート&講演会は700回以上。
2022年7月、YouTube「街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜」に出演。
講演実績
人権啓発講演会/人権啓発トーク&コンサート/こころの講演会/自殺予防啓発講演会/精神保健福祉大会/福祉講演会/アルコール関連啓発講演会/人権教育講演会/PTA講演会/中学・高校特別講演会/企業人権講演会/JA女性部講演会/生涯学習講演など多数
主な講演のテーマ
1. 人生あきらめたらあかん!~足りないものに不平不満を言わず、有るものに感謝~
母親、父親、弟…家族の死、壮絶な家族の悲劇を目の当たりにし、数々の苦難を乗り越えてきた辛い経験があったからこそ、今、こうしてステージに立ち皆さんに慰めと希望をお話しする事が出来ます。「人生はあきらめたらあかん!」力強い生き方が人々に感動を与え、また亡父、岡八朗の思い出話も懐かしく楽しく語ります。
2. ゴスペルソングに救われて~苦しいときこそ夢と希望と音楽を~
私は人生のどん底にいた時、ニューヨーク、ハーレムの黒人教会でゴスペルに出会いました。 アメリカの歴史の中で奴隷制度という過酷な試練の中、生き延び、現在の地位を獲得したアメリカ黒人の人達のゴスペルからは強さ、勇気、希望を歌う魂の叫びが聴こえてきます。私も自分の人生での試練をゴスペルによって励まされてきました。そんな迫力あるゴスペルを聴いて、時には涙、時には癒され、最後には生きる勇気と愛を持って、元気になって下さい。
3. 誰かがあなたを必要としている~すべての人生には目的がある~
私達は生き延びるために、又、幸せになる為にはお互いが必要です。あなたを必要としている人達に手を差し伸べるとき、私達は自分の人生の目的を知ることができます。しかし、あなた自身を忘れないで下さい。自分を大切にする事が出来る人は、周りの人を心から大切にする事が出来るのです。本当の人権は自分自身から始まるのです。
4. 笑いはあなたの心をいやす
幼少期、亡父である岡八朗に「どうして人間は笑いたいの?」と尋ねたところ「笑いは良い薬だから。」と教えられました。しかし、母の自死、父のアルコール依存性、弟の早死など家族の不幸を経験する中、もう二度と笑えないと思いました。この講演では自分自身の面白く辛い体験談を通し、笑いの中に喜びを再び見つけ、どのように心の痛みを乗り越えたかをお話しさせて頂きます。あなたの困難もきっと乗り越えられるヒントになる涙と感動の講演会です。
5. 私の面白い家族~見方が変わると心が柔らかくなる~
亡父、岡八朗が海外旅行をする中で、又、私自身、長年の海外生活やホームステイ、外国人の夫を持つ経験を通して体験した異文化、外国人との関わりから人権や男女平等について学んだお話をさせて頂きます。日本と違った考え方、文化を受け入れることは、私たちから恐れや偏見を消し去り、自分たちと違う文化と交わる事が私たちの差別の意識を変えるのです。偏見を持っている心は硬く、差別をしない自由な心を持つ事が、人生を少し楽に生きる方法なのです。
6. 支え、励まし、与えることの喜び
7. ボランティアを通して感じる大きな愛
著作紹介
ギャラリー
講師からのメッセージ
講師紹介動画
聴講者の声
- あたたかい大きな愛でつつまれた様な講演でした。この出会いに感謝します。ありがとうございました。とても素晴らしかったです。
- 市岡さんの壮絶な人生が彼女を強くしている。その強さに勇気をいただきました。すばらしい講演で感動しました。講演だけでなく、ゴスペルの力強い歌声で「ガンバロー」という想いをいただきました。ありがとうございました。
- 市岡さんの話、心の中に刺さりました。とてもよかったです。考え方が色々教えてもらいました。今、ボランティア活動していますが、体の続くかぎり続けて行きたいと思います。自分でどうしようかと思っていましたが、講演をきいて続けて行きたいです。
- 人は1人ではなにも出来ない。まわりの人に自分もやさしく気をくばれる。そしたら、他のまわりの人も応援してもらえる。いやな言葉をはっしたら自分にかえってくる、とてもいいお話でした。
- 自分を愛す、短所を長所に変える、両親をうやまう、頼れる人がいる事は大切である、自分が変わる、同情する=愛情、愛が大切である、いじめをした人の事も考える、いろいろな考え方を体験をもとに講演して頂き学ぶ事、心にささる言葉が得られてよかったです。