ささき ゆうじ佐々木 祐滋
- 肩書き
- シンガーソングライター
- 出身・ゆかりの地
- 福岡県
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シンガーソングライター・佐々木祐滋さんは、広島平和記念公園に立つ少女の像「原爆の子の像」のモデルとなった佐々木禎子さん甥であり、被爆二世。「禎子物語を語り継ぐ責任がある」という想いから佐々木禎子をモチーフにした楽曲を制作。現在は、禎子さんの思いを語り継ぐため遺品の折り鶴を世界中に寄贈し、歌を通じて命の尊さを訴え続けています。
プロフィール
1970年生まれ。福岡県出身。広島平和記念公園にある原爆の子の像のモデルである佐々木禎子の甥。
被爆二世でもあり、特定非営利活動法人SADAKO LEGACY副理事長として、世界へ伝わる禎子ストーリーを通じて、相手を「思いやる」ことや相手と「分かちあう」心を共有出来るように、禎子の遺品の折り鶴を世界各国へ寄贈し、歌を交えた講演活動や折り鶴でつながるリサイクルプロジェクトを展開しながら「誰もが夢や希望を叶えられる世界」の創造を目指している。
活動のきっかけは、バンドのボーカルとして活動中、佐々木禎子の甥としての経歴から、とある戦争体験者の方々に「あなたにも禎子のDNAが入っているのだから、禎子の物語を語り継ぐ責任がある」と告げられ、2000年に自身がボーカルを務めるバンド「GOD BREATH(ゴッド・ブレス)」を結成し、叔母である禎子を語り、歌を通じて命の尊さを訴える活動を始める。その後、禎子をモチーフにした楽曲を作り、世界各地で高い評価を得る。 また全国の小中学校や各地の平和イベントにも参加。
現在、学校ライブを行った学校数はのべ500校を超える。
2009年からはソロ活動をスタートさせ、禎子の思いを綴った曲『INORI』が2010年7月21日にソニーミュージックレコーズよりメジャーデビュー。同曲をカバーした「クミコ」さんは、2010年NHK紅白歌合戦にこの『INORI』で初出場し、ヒットメーカーの仲間入りを果たした。またアメリカの有名ロックバンド「MR.BIG」のボーカル、エリック・マーティン氏も自身のカバーアルバム「MR.VOCALIST」のベスト盤新録として「INORI」をカバーしている。
佐々木禎子との関係
父・雅弘は禎子の2つ年上の実兄で、広島原爆投下時には、広島に居住、妹・禎子とともに被爆している。妹の禎子は12歳で白血病を発病し亡くなったが、雅弘には症状は出ず、佐々木家は戦後福岡へ転居。祖父母(禎子の父母)も同地に生前居住しており、祐滋は幼少の頃より、祖父母から禎子の逸話を聞かされていた。
主な講演のテーマ
1. 原爆の子の像『佐々木禎子が遺したもの』
2. 平和への願いを込めた楽曲『INORI』
3. 鶴の恩返し~折鶴が世界に翔び立つ~