すずき あきこ鈴木 明子
- 肩書き
- プロフィギュアスケーター
元オリンピック日本代表 - 出身・ゆかりの地
- 愛知県
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「摂食障害」を克服し、2度の冬季オリンピック出場を果たした鈴木明子さん。現在は、テレビ出演のほか、講演、アイスショーと全国を飛び回る多忙な日々を送っています。「ひとつひとつ。少しずつ。」と題した講演では、数々の困難を乗り越えてきた自身の経験から人生に通じるメッセージを届けます。
プロフィール
愛知県豊橋市出身、1985年3月28日生まれ。東北福祉大学卒業。
6歳からスケートをはじめ、15歳で全日本選手権4位となり注目を集める。10代後半は体調を崩し、大会に出られない時期もあったが、2004年に見事復帰。2006-2007年ユニバーシアード冬季大会で優勝。2009-2010年グランプリシリーズ(中国)初優勝。世界のトップ選手の仲間入りを果たす。同年グランプリファイナルでは3位、全日本選手権では2位となり、念願のバンクーバーオリンピック代表の座を勝ち取った。バンクーバーオリンピックは、8位入賞。多くの感動を生んだ。
2012世界選手権では、銅メダルを獲得。27歳での世界選手権メダル獲得は、日本最年長となった。同年の世界国別対抗戦では、日本チームを引っ張り優勝。ソチオリンピック代表選考を兼ねた2013-2014年全日本選手権では、会心の演技で13回目にして初優勝。2度目のオリンピックの切符をつかんだ。そして臨んだソチオリンピック。初めて正式種目となった団体では、日本のキャプテンとして出場(5位)。個人戦では、オリンピック2大会連続の8位入賞を果たした。
現在は、プロフィギュアスケーターとしてアイスショー出演を軸に、テレビ出演や全国各地での講演活動を精力的に行っている。
また引退後2015年より念願の振付師としてのキャリアをスタートさせ、国内・海外に後身の指導にあたっている。
主な著書
ひとつひとつ。少しずつ。(KADOKAWA/中経出版)
壁はきっと越えられる ―夢をかなえる晩成力(プレジデント社)
「等身大」で生きる スケートで学んだチャンスのつかみ方(NHK出版新書)
プロのフィギュア観戦術 選手たちの心理戦から演技の舞台裏まで(PHP新書)
笑顔が未来をつくる――私のスケート人生(岩波書店)
主な講演のテーマ
『ひとつひとつ。少しずつ。』
私は決して器用な方ではありません。でも、少しずつ前に進んでいれば、きっと目標に手が届く。
そう信じて競技者生活を続けてきました。
大学時代には摂食障害になり、体重は32kgまで落ちました。苦悩の日々を送りながらも、「ス ケートが大好き。」その気持ちは変わりませでした。「もうスケートをする事は無理だろう。」と いう人も周りにはいました。しかし、自分の夢を信じ続け、ハードルを乗り越え、世界で戦える 体を再び手に入れました。オリンピックで2度入賞、スケート界では異例と言える28歳にして 全日本選手権で優勝する事が出来たのもこの大学時代の経験があったからだと思います。強い自 分も弱い自分も素直に受け入れ、ひとつひとつ、少しずつクリアしていく事の大切さをお話でき ればと思います。